それともうひとつが、2001年、オランダはアムステルダムを拠点に世界中のストリート、ライブハウスで爪弾くジプシー・スイング・ジャズトリオ、ロビン・ノラン・トリオ(RNT)の初来日で、ツアーのプロモーションとブッキングマネージャーを引き受けた時。これは天職!思わず声が出た。こちらは現実的な妄想、でも、ゆいつ英語力のみが障害だった。彼らのライフスタイルは、基本が地元アムスでの路上ライブ。そして、インディーズのCDを背負っては、オフィアーのあった世界のジャズ祭やライブハウスを巡業する10ヶ月。残りの2ヶ月はアムスで録音やメンバー各自のバカンス。仕事はHPでの告知とメールによるコンタクト。地球の出先でホットメールをチェックするだけ。人生はそもそも明日の知れない長旅だ。レアなジャンルゆえ、コアなファンとグルーブできるグローバルなツアーライフ。鞄と楽器と体ひとつの旅人生。あぁー、何てシンプルなんだろう。ただしツアー&ブッキングマネージャーは、どんなアーティストでもいいってわけじゃない。ロビンとケビンのお伴なら生涯つき合えると確信したまでだ。それは彼らの謙虚な姿勢と人柄、それに素晴らしい技と情熱が、僕を虜にしたからだった。ホテルのバーラウンジの袖で出番を待つ間、ロビンはポケットサイズの日本語ガイドをひとりめくり、すぐ聞いてくる。ヨシ、これで発音いい?ヨシ、これは使える?世界を魅了する若き天才ギタリストは、世界の路上で鍛え上げられたプロの芸人そのものだった。
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Gypsy Jazz Songbook and Play Along CD Volume 2 Robin Nolan Trio $50。 写真上は、初来日の約10日間にわたった東京・札幌ツアーを終えて、彼らが帰国したあと、ロビンから送られてきたRNTの音楽教則本。当時、3冊が出版されたようで、その3冊とCDが送られてきたので、僕は早速、オファーのあったJWAVEの制作担当者に届けて営業。実はその後、この本が行方不明で、今もって行方を追っている。何故かといえば、替えがきかないのだ。そのソングブックには、日本ツアーの紹介ページに、僕が札幌で撮った写真(写真小)が載せられていて、その上に手書きのお礼が添えられていた特別な1冊。しかも、気を利かせたらしく、フォトグラファーのクレジットまでご丁寧に印刷されている、、、だが、それが間違いで別人名。彼らはそのミスを知らないだろうけれど、それもまた、ご愛嬌。そんな大切な買い替えの出来ない思い出のソングブック。写真は、雨の9月、札幌4丁目プラザ前のスクランブル交差点。信号が変わる直前に交差点のど真ん中でポーズ!愉快なツアーの一瞬だ。
RNT first japan は、アムスの路上で聞きほれた宮越屋珈琲社主、宮越陽一氏が、ぜひ日本に呼びたいとの熱意から宮越氏のスポンサードで実現。その企画は、イデー・ロジャック(青山)、フォーーズンズホテル東京椿山荘、札幌グランドホテル、札幌パークホテル、札幌三越、カフェグローブ・ドット・コム、ローランド、UHB、JCOM札幌などの協力社を得て、無事10日間の初来日ツアーを終えた。ツアー最後の夜、身内の打ち上げ時に飛び込んできた911のブレーキングニュース。二重に忘れられない2001年の記憶となった。そして記さなければならないのは、影で支えた宮越夫人の尽力。彼女の気配りなくして成功なし。感謝。
RNT first japan は、アムスの路上で聞きほれた宮越屋珈琲社主、宮越陽一氏が、ぜひ日本に呼びたいとの熱意から宮越氏のスポンサードで実現。その企画は、イデー・ロジャック(青山)、フォーーズンズホテル東京椿山荘、札幌グランドホテル、札幌パークホテル、札幌三越、カフェグローブ・ドット・コム、ローランド、UHB、JCOM札幌などの協力社を得て、無事10日間の初来日ツアーを終えた。ツアー最後の夜、身内の打ち上げ時に飛び込んできた911のブレーキングニュース。二重に忘れられない2001年の記憶となった。そして記さなければならないのは、影で支えた宮越夫人の尽力。彼女の気配りなくして成功なし。感謝。
RNT LIVE @YouTube ロビンとケビンの卓越した妙技を1曲!納得必至!■
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