2009-01-27

PRAVDA


プラウダ(PRAVDA)といえば、1912年創刊の旧ソ連共産党中央委員会の機関紙。日本で言えば赤旗。意味がスゴイよ《真理の意》。現在はロシア連邦の日刊紙として生きている。などと、真っ先に浮かぶ方は常識人? 昨年、亡くなった ギ・ぺラート との出会いは意外にもオクテだった。写真の「PRAVDA」が出版された1968年は、過去ブログにあるとおり「新英和大辞典」の季節。すっかり深夜放送でワセたアタマは《革命》に染まっていた中学1年。「プラウダ」と聞けば、即座に、ソ連の機関紙と答えただろう。不覚にもその後に知るコミックストリップの旗手が彼だったとは。しかし、ジェーン・フォンダがブレークし始めたころで、映画「バーバレラ」の洗礼だけは、しっかり受けた。当時のむくヤボ13歳には、時代のエロ・グロ・ナンセンスは刺激・過激・衝撃の妖味。性の目覚めをぶっちぎり、真の《革命》はここだったかも。2004年、表参道で開催されたセリーヌの「PRAVDA展」で、すっかり忘れていたコミックストリップの世界を思い出し、ポスターを入手するも借金の形に本と共に消えてしまう超離婚貧乏は笑うしか救われない。

写真の「PRAVDA」 Guy Peellaert 1968初版。 (写真は借り物にて失敬)
French Erotic Comic Book 「PRAVDA」 Guy Peellaert Paris 1968
Eric Losfeld Editeur Publishing

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

バーバレラは15年前のリバイバル世代です。
小西康陽氏全盛期、サバービアスイート誌で紹介されてたんだっけな。
イカス3色刷りポスターは買ったその日に友達の友達に枕にされました。
折れ目入ってるけど家宝です。

OKADA YOSHITADA さんのコメント...

ピチカート世代? 23〜4年前、PARADEというビルをデザインする時に、どうしてもバーバレラが観たくなり、ビデオ探しに奔走した事、思い出しました。当然、無いわけ。それぐらいレアだったのが、急に若い子たちが知るようになり驚いたものです。ポスターUPして公開してくださいな♪

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